犬なのに飼い主にそっくりな性格

私が9歳の頃、友達からもらってきた赤ちゃんの雄犬でした。

うちの家族は名前を考える才能はなく、簡単に「コロ」と名付け、まだ元気に走り回る感じではなく寝てばかりいる様子を家族で「可愛いね」と見守っていた記憶があります。

最初からドッグフードは食いつきが悪く心配もありましたが、家族で試行錯誤の末、少しずつ食べてくれるようになりホッとしたりと、コロ中心の毎日でした。

学校から帰ってきたら喜んで走ってくる姿に家族全員癒されていました。そんなコロですが、私の友達が遊びに来た時など、突然怒り出す時がありました。

そのうち時々が絶対になり、そうかと思えば大人にはそんな事はなく、すごい甘えっぷり・・・。その頃は私も小学生でしたので、なんでかな?コロは子どもが嫌いなのかなと思っているだけでした。

ただ、自分が大人になった時に気づきました。私も同じだという事に。もちろん、私は子どもが嫌いな訳ではありませんが、子供の頃から自分より小さい子供より、どちらかと言うと年上と遊ぶ方が楽しかった記憶があります。

大人になった今も年下より年上の友達の方が多かったり、機嫌が悪くなるタイミング等、考えれば考えるほど私とコロはそっくりでした。

コロは13年生きて亡くなりましたが、最後までコロはコロのままでした。おじいちゃんになっても子供が撫でにくるとあまり機嫌がよくなく、大人に撫でられると気持ちよさそうにしていました。きっと天国でも大人に尻尾を振っていると思います。

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