自分には2歳の子供がいるのですが、自分がマンションのベランダで洗濯物を干している時に、ベランダに出る扉を閉められ、鍵までかけられてしまいました。「しまった」と思った時には遅く、扉をいくら叩いても、子供はリビングに戻っていたようで、気付いてくれませんでした。 声を出して子供の名前を呼んでいたので、隣に住んでいる人が自分が締め出されたことに気付いてくれました。事情を話すと、隣の人は「まずは、ベランダを伝ってこっちに来よか」と言い出しました。自分たちが住んでいる階数は4階です。もし、足でも踏み外したらとんでもないことになってしまいます。 隣のベランダと自分のベランダの間には間仕切りがあり、それを交わして隣のベランダに移らなければなりません。しかし、考えられる手段はこれしかなかったので、決心してベランダから隣のベランダへ移ることにしました。 下を見ると怖くて足が竦んでしまうと思ったので、下を見ず、顔をまっすぐにしている状態でなんとか隣のベランダに移ることができました。隣の人には謝り倒し、隣の部屋から出て、自分の玄関ドアまで行った時に「もしかしてこっちも締まってるような」と玄関ドアを回すと、見事に扉が開かず、鍵をかけていました。 用心深い自分に少し嫌気がさしましたが、部屋の中には2歳の子供一人だけいるので、なにかあったら大変です。なので、もう一度隣の人を呼び出し、電話を借り、地域の鍵屋さんを呼びました。 1時間程度で駆けつけてくれ、5分程度の作業でいとも簡単に玄関のドアの鍵を開けてくれました。開いた瞬間に、子供がいるであろうリビングに駆けつけると、子供はおもちゃで遊び疲れたのか寝ていました。ホッとした反面、「根性あるやつだな」と感じました。