ベランダで洗濯物を干していたら、まさかの展開に。

ある寒い朝、洗濯物を干していたら、室内で遊んでいた息子が、中から鍵をかけてしまいました。息子はまだ1歳。事の経過をよくわかっておらず、鍵もかけるときにはそれほど力は要らないものの、外す時にはそれなりの指の動きが必要です。窓越しから指示しても、なかなか伝わりませんでした。
手段は一つ。隣人に呼びかけ、室内を通してもらって、自分の家に入るしかありませんでした。何しろ、外は寒くて、そうでなくとも、幼い子供を、いつまでも一人にしておくことはできません。
幸い、主人を朝見送ったばかりで、玄関の鍵はかけておらず、玄関からなら入れます。
必死の思いでお隣さんに呼びかけると、住人の女性が気づいてくれて、しかも、殆ど面識もないのに、とても親切に対応してくれました。不幸中の幸いとはこのことです。
お隣さんには、その後お礼にお菓子をいっぱい買ってお渡ししましたが、私だったらどうしただろう、と考えます。もし、住人が男性だったら?
このようなことは初めてでしたが、気軽にベランダの外にでて、うっかり家人によって室内から鍵をかわれてしまうことって、案外あるのかもしれません。大人だって、例えばおばあちゃんや夫が「そうとは知らず」「そのまま外出してしまう」ということも、有り得るわけです。洗濯物を干すとき、スマホをもって行くことはないだろうし、そのまま長時間取り残されたら?もし、お隣さんがいなかったら?もし、いても玄関もかわれていたら?考えるほど、ぞっとします。
以来、こわくてベランダに出る時には、とりあえず「窓がしっかり閉まらないよう」にしています。また、子供とは鍵の開け閉めの練習をしました。

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