古い鍵を無理に開けて壊してしまった

おばあちゃん家に遊びに行ったときのことです。
庭の奥にある古い倉庫に、お父さんの小さい頃のおもちゃや、昔のアルバムや雑貨が保管されていると聞き、「懐かしいものがあるかも」と思い、倉庫を開けようとしました。
しかし、倉庫の鍵は長年使われていなかったためか、錆びついていてなかなか開きませんでした。
鍵穴に鍵を差し込んでも、回すたびに「ギギッ」と嫌な音がして、少しも動かない状態。
おばあちゃんからは「無理しないで」と言われたのですが、どうしても開けたい一心で、力を込めて何度も挑戦しました。すると、突然「パキッ」と音がして、鍵が壊れてしまいました。
焦って状況を確認すると、鍵は鍵穴の中で折れてしまい、倉庫の扉は完全にロックされていました。
さらに困ったのは、鍵の修理ができないまま鍵ごと外すしかなくなり、最終的に工具を使って無理やり鍵を取り外すことになりました。 
その結果、倉庫の扉は開けられるようになりましたが、鍵が無くなったことでセキュリティがなくなり、誰でも自由に出入りできる状態になってしまったのです。
おばあちゃんは「古い倉庫だし、大したものは入っていないから大丈夫よ」と笑ってくれましたが、私はとても申し訳ない気持ちになりました。
結局、後日ホームセンターで新しい南京錠を購入し、取り付けることで対処しましたが、倉庫自体が古く扉の耐久性も低いため、鍵を付け直しても壊せてしまうくらいのものになってしまいました。
この経験を通じて学んだのは、「古い鍵は無理に力づくで扱わない」ということです。
鍵が開かない場合は、専用の潤滑剤を使ったり、専門の業者に相談したりするのがベストだと思いました。
自分の判断で無理をすると、余計に事態を悪化させてしまうことを痛感した出来事でした。

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